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専業主婦の再就職「落ち着いてから」は遅い?! 時間を空けるほど難しくなる2つの理由

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子育てを機に一度仕事をやめ、専業主婦になっても「いつかは再就職」と思っている人が多いもの。しかし、再就職の時期は早めに検討しておくほうがいいのです。



■専業主婦は子どもが何歳になったら再就職すればいい?


子育てを始めるとき、専業主婦になった人の多くは、「いつかは再就職」と漠然と考えていると思います。


ずっと専業主婦として子育てをすることも考えられますが経済的なことを考えるとなかなか厳しいのが現実だからです。


しかし、「いつかは」が何年後のことを指すかは難しい問題です。


子育ては未知の領域ですから、実際に子育てをしてみないと何ともいえないため、具体的な時期は保留してまずは子育てに専念します。


それでは、お金の専門家であるファイナンシャル・プランナーの目線ではどうでしょうか。


実は思っている以上に早めに考えておいたほうがいいのです。



■お金のことを考えれば高校入学ではもう遅い


ファイナンシャル・プランナーとして明らかに遅すぎるタイミングをあげるならば「高校入学」のタイミングです。


子育ての感覚からすると、中学を卒業するとほとんど手もかからなくなりますし、むしろ家にずっといるほうが子どもとぶつかるようになるので、再就職はよいタイミングのような気がします。


また、高校の学費負担や大学の学費負担が増えることを考えても、高校入学から再就職すればタイミングはぴったりではないか、と思うわけです。


しかし、「増えた学費負担」を「再就職による年収増」でバランスしようという発想は、学費には対応できても高校の入学金には対応できません。


さらに3年後にかかる大学の入学金を準備する余裕もなかなか作れず3年たったりします。


また、うまく就職先がみつからず半年を浪費してしまうと、見込みは大きく狂ってしまいます。


学費準備そのものもうまくいかないかもしれません。


中学の卒業式の後、受験も終わってからではもう遅いのです。



■遅くとも小学校の高学年~中学入学あたりで再就職を


子どもの成長が落ち着いたら再就職、と考えている限り、いつまでたっても最適のタイミングはやってきません。


0~1歳時点では保育園に入れないから…、幼稚園に通いはじめてもすぐ熱を出したりして家を離れられないから…、小学校もお昼には終わってしまうし学童保育にはなじめるか心配だから…、中学生になったらなったでひとりで何をしているか心配だから…、考え始めるときりがなく、どんな年齢でもそれぞれの悩みがあります。


子どものことを愛すればこそ、「まだもうちょっと先にしよう」と考えてしまうわけです。


マネープラン的には「教育費で借金はしない(玉突き式に自分たちの老後のお金の準備ができなくなる)」ことを前提に考えるべきで、そうなると「高校と大学の入学金を入学前に貯める」ことと「高校と大学の学費の一部を入学前に貯めておく」ことを考えなければなりません。


できれば3年の時間は欲しいのでやはり中学入学、できれば小学校の高学年あたりから再就職を考えたいのです(塾や予備校の費用を考えても、中学のときには働いていたほうがぐっと楽になる)。



■時間を空けすぎると2つの理由で再就職は難しくなるばかり


もうひとつ再就職を早めに考えるべき理由があります。


それは、離職と再就職のあいだはできるだけ短い方が再就職はしやすくなるからです。


理由は2つあります。


1つは「キャリアの賞味期限」の問題です。


求人に応募するとき、具体的なキャリアがあっても10年も空くと、即戦力とはみなされなくなるため、書きにくくなります。


「一任業務がある資格」のようにブランクがあってもすぐ使えるキャリアでない限り、キャリアは時間がたつに従い、鮮度が落ちてしまうのです。


2つは「自分自身の勇気」の問題です。


2~3年のブランクなら自分の能力に自分で自身が持てるので積極的に再就職にチャレンジできます。


しかし10年も間を開けてしまうと「自分の能力はもはや通用しないのではないか」とか「今さら再就職してやっていけるだろうか」などの心配をしてしまいます。


これはなかなか深刻な問題で、時間を空けるほどにダブルで就職のハードルになってしまいます。


もし迷っている人がいるなら、「動き出すなら早めぐらいがちょうどいい」とアドバイスしたいと思います。



インターンシップで再就職のチャンスをつかむ方法も


最後に、専業主婦のための新しい再就職支援制度を紹介したいと思います。


再就職は、採用する会社も「いきなり正社員にするか悩むなあ」と思案しますし、再就職する側も「新しい職場になじめるかしら…」という心配があります。


新卒ではインターンシップが最近増えており、学生のあいだに職場の経験を積み、学生も会社も双方が納得のうえ正社員として卒業後就職する仕組みがあります。


これにならって、経済産業省中小企業庁では「主婦インターンシップ制度」(中小企業新戦力発掘プロジェクト)という職場実習制度を設けています。
http://shinsenryoku.jp/

まずは職場実習経験を積みながら再就職を目指す仕組みで、国が実習期間については時給1000円相当の助成金が払われ、保育所も用意するなどの支援を行い、人材派遣会社によるカウンセリングなども受けられます。


2013年度には3252人が参加し47%が就職につながったそうです。


すでに2500人以上が実習に参加しているそう。


興味がある人は、「中小企業新戦力発掘プロジェクト」のウェブサイトにあるPDFチラシに連絡先(問い合わせフォームもあり)がありますので、ぜひ連絡をしてみましょう。


再就職の最後のハードルは「自分の気持ち(勇気)」だと思います。


ぜひチャレンジしてみてください!







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