やる気がなかったり、無責任だったり、目標がなかったり……「もっと自分に価値を見い出せばいいのに」と言いたくなる大人を見かけませんか?
なぜそうなってしまったのでしょうか。そんな自尊心の低さは、幼少期の育てられ方に原因があるのかもしれません。
そこで今回は、体を使った自己表現ができる子どもを育てるため、幼稚園へダンスのインストラクターを派遣するクォーレパッソの代表である石橋歩美さんに、のびのびした子どもを育てるために必要な3つの法則を教えていただきました。ぜひ参考にしてみてください。
■1:褒めてあげる人間って褒められるのが好きですよね。
褒められるとやる気が出る。
これは大人にも子どもにも言えることです。
些細なことでも「すごいね! よくできたね!」と、子どもを褒めて認めてあげてください。
そうすることにより子どもは親に褒めてほしくていろいろなことにチャレンジするようになるでしょう。
時には間違えてしまうこともあるかもしれませんが、子どものチャレンジ精神を認めてあげてください。
■2:叱るときは理由をつけて叱ることも必要ですが、叱るときにはアナタが怒っている理由を教えてあげて下さい。
理不尽に叱るのは絶対にやめてください。
保育の仕事では有名な話ですが、私は従業員には最初に必ずある質問をします。
「崖を子どもが登ろうとしたとき、なんと言って子どもを降ろしますか」。
そう従業員や親御さん方に尋ねると「降りなさい」と言って降ろすと言う方が多いのですが、それでは子どもは納得せずにどんどん登っていってしまいます。
「それ以上登ると頭ごっつんして痛いから降りなさい」と言えば子どもは納得して降りてくるのです。
頭ごなしに叱るのではなく、なぜダメなのかを教えてあげることにより危機管理能力をつけ、すぐに泣いたり、かんしゃくを起こしたりするのを止めることができます。
■3:信じてあげる可愛い子には旅をさせろではないですが、やることやること止めないことが重要です。
やりたいと言うことをやらせてあげて信じる。自尊心を育ててあげる秘訣です。
子どもの頃に興味を持ったことを、「どうせ続かないだろう」「意味がない」と、親が子どもを信じてあげないことで止めてしまうと、大人になってから自分では何も決められない、行動に移せない子に育ってしまいます。
親の一番の仕事は“信じる”ことなのです。
以上、のびのびした子どもを育てるために必要な3つの法則をお伝えしましたが、いかがでしたか?
アナタはこれらを意識して行えているでしょうか。
上記3つの事項を念頭に置いて、楽しく子育てしてくださいね。
【取材協力】
※ クォーレパッソ・・・ダンスを子どもたちに教えるだけでなく、ダンスを通じて子どもの自立心や個性を引き出し、健全な成長を促すべく、スタッフの指導や幼稚園へ直接アドバイスを行っている。
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