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研究で明らかになった「赤ちゃんの脳」に関する意外な事実11個

 

赤ちゃんの頭の中は一体どうなっているのか、気になりませんか?

 

 

知識が増えれば、子育てももっと楽しくなるはず! 

 

 

 

科学ニュースサイト『LiveScience』から、赤ちゃんの脳について私たちが知っておくべきことを11個の事実をご紹介します。 

 

 

 

 

■1:人間の赤ちゃんは早く生まれすぎている

 

 

比較生物学者は、「女性の骨盤がもっと大きければ、赤ちゃんは子宮の中にもっと長い間いられるはず。そして、その分だけ発育しただろう」と推測しています。

 

 

つまり、人間の妊娠期間が短いという説があるのです。 

 

 

実際、赤ちゃんの脳は大人の4分の1ぐらいの大きさしかありません。

 

 

そのため、生まれたばかりの赤ちゃんはまだまだ未発達な部分が多いのです。 

 

 

ということは、医療技術が発達して、妊娠期間が長くなることもありえる……?

 

 

もしそうなったら、ますます女性が大変になりそうですよね……。 

 

 

 

 

■2:赤ちゃんの脳は親と密接につながっている

 

 

コーネル大学の言語発達研究者であるマイケル・ゴールドシュタイン博士は、取材で「赤ちゃんの脳はお世話してくれる人、つまり親の反応とともに成長する」と話しています。 

 

 

自制心や社会性をつかさどる前頭前皮質がまだ未発達なため、赤ちゃんのときにしつけや甘やかしをしてもあまり影響はありません。 

 

 

赤ちゃんの脳は、親が欲求を満たしてくれることでどんどん発達していくそうです。

 

 

よって、産まれてすぐは、とにかくたくさんお世話をしてあげましょう。 

 

 

 

 

■3:大人の表情や声の変化で脳が発達する

 

 

言語認知学者のアリソン・ゴプニック博士は、「赤ちゃんの感情は、お世話してくれる人の表情や声に反応する」と考えています。

 

 

つまり、赤ちゃんが身近な人の感情を真似することで、自分のコミュニケーションの土台を作っているということ。 

 

 

そのため、「いないいないばあ」をしてあげたり、抑揚をつけてゆっくりと話しかけたりすることは、赤ちゃんの脳の発達にとても大事なことなのです。 

 

 

 

 

■4:赤ちゃんの脳は3歳で大人と同じくらいになる

 

 

人間の脳は、生まれてから急速に成長します。1歳の誕生日を迎える頃には、成人の60%くらいのサイズにまで達するそうです。

 

 

その後、幼稚園に入るまで(3歳くらい)に、脳は大人と同じくらいの大きさになります。 

 

 

学者の中には、その後も成長し続けて、20代半ばまで脳は成長するものと考えている人もいます。

 

 

 

 

■5:赤ちゃんの注意力が散漫なのは脳のせい!

 

 

赤ちゃんの脳は大人より多くの神経細胞を持っていますが、神経伝達物質は少ないです。

 

 

それで、大人より注意力が散漫だったり、何が重要なのかが理解できなかったりするのです。 

 

 

集中力は、成長して徐々に脳の神経回路が形成されて、初めて身に付きます。

 

 

その代わり、ほうれん草のペーストでお絵かきするといった抜群の独創性は成長と共に失われていってしまいます。 

 

 

 

 

■6:実は赤ちゃんの発する音が学びのサイン

 

 

前述のマイケル・ゴールドシュタイン博士は、「赤ちゃんは注意を引かれたときに、音を発します。

 

 

大人にとっては意味のない音の断片ですが、これが学びへの一歩なのです」と言います。 

 

 

そして、この学びに最も効果的なのが、話しかけることだそうです。

 

 

親がたくさん話しかける、または赤ちゃんの音に反応して対話することが、どんどん学びにつながっていく、とのこと。 

 

 

 

 

■7:あまり反応しすぎると赤ちゃんでも飽きる

 

 

赤ちゃんの学習はとても繊細なもの。100%反応が返ってくることが分かると、飽きてそっぽを向いてしまいます。 

 

 

そのため、いつも反応が返してあげるのも逆に脳に良くないのです。

 

 

それは、誰かがかまってもらえなかったときの耐性ができなくなるから。 

 

 

親は、赤ちゃんが発する音の50~60%は本能的に反応します。

 

 

これが80%くらいになると、赤ちゃんの言語発達が活発になります。

 

 

80%以上だと、言語習得の遅れにつながるそうです。 

 

 

 

 

■8:赤ちゃんとのコミュニケーションは生の声が一番!

 

 

赤ちゃんは自分の呼びかけに反応してくれるものと、そうでないものを区別しています。

 

 

そのため、赤ちゃんの言語習得するに、親とのコミュニケーションが最も重要なのです。 

 

 

したがって、幼児用の教育DVDやCDよりも、誰かがたくさん話しかけてあげましょう。 

 

 

 

 

■9:赤ちゃんの脳はいっぱいいっぱいになりがち

 

 

親とのコミュニケーションが欠かせませんが、常にそのような状況にさらすべきではありません。

 

 

注意力も含めて、発達途中の赤ちゃんの脳はいっぱいいっぱいな状態に陥りがち。 

 

 

言葉を知ってほしくて、たくさん話しかけたくなるものですが、たまには、落ち着かせてあげることも必要です。 

 

 

 

 

■10:赤ちゃんは大人より耳がよく聞こえていないかも

 

 

赤ちゃんのときは耳が遠いことが多い、といった説もあります。

 

 

だから大人を悩ませるほど、泣くのです。

 

 

赤ちゃんが大声を出しても気にならないのは、よく聞こえてないからなのでしょう。 

 

 

聴覚が未発達なため、成人のように雑音の中から声を聞き分けることができません。

 

 

よって、うるさいところでもすやすやと眠ることができるのです。 

 

 

しかし、聞き分けられないからといって音楽やテレビをずーっとつけておくのはやめてください。

 

 

音の聞き分けや、言葉の認識が難しくなってしまいます。 

 

 

 

 

■11:赤ちゃんの脳はかまってあげる人がたくさん必要

 

 

赤ちゃんと親だけでなく、街全体の関係も非常に重要だと最新の研究が示唆しています。

 

 

なんと、常にかまってくれる大人が少なくとも3人以上いるときに、子どもはもっとも成長するそうなのです。 

 

 

アメリカの人類学者であるサラ・ハーディ博士らは、親以外にかまってくれる人の存在(祖父母や保育士、家族ぐるみの友達、溺愛してくれるおばちゃん)がいると、人それぞれ表情に違いがあること、別の視点があることがわかるようになる、と語っています。 

 

 

ちなみに、他人の感情は生後7ヶ月までに理解できるようになるものだそうです。 

 

 

 

 

いかがでしたか? 

 

 

衝撃的な事実ばかりでしたね。

 

 

しかし、赤ちゃんがずーっと泣き止まなかったり、「ばぁぶー」などの音を発したり、出先でもベビーカーの中ですやすや眠ったりするのは、脳の発達に結びついていたことがわかりました。 

 

 

これからは、赤ちゃんの脳も意識しながら子育てしてみませんか?

 

 

 

 

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